
玄関東側にはベランダがありました。東の端に1本ずんぐりとした柱があって天井を支えています。
柱に様式的な柱頭はなく上1/3くらいまで縦に細い筋が彫られています。
天井からは小さな照明器具が下がっていました。四角形の角を少し落とした八角形になっていてガラスがはまっています。落とした角の部分には色ガラスがステンドグラスのように使われていました。| 旧内田信也邸 | 01 |
| 02 ー階段室天井ー | |
| 03 ー階段室のステンドグラスー | |
| 04 ー外観ー | |
| 05 ー建具ー | |
| 06 ー階段親柱ー | |

坂の名前は知らなかったのですが、須磨観光協会のサイトによると「ちどり坂」と呼ばれているようです。坂を下った所にちどり幼稚園があるからでしょう。
坂の南側(写真左側)には高い石垣がありました。これは九鬼男爵邸のあった所だそうで、現在は(1951年から?)マリスト国際学園があります。
震災によってこの石垣もなくなってしまいました。
石垣からたくさん短い角柱が突き出ていて横一列に並んでいます。ずっと不思議に思っていたのですが、祖母の話だとそこには水車があったそうです。

三井家の迎賓館として建てられた館ですが、現在はパーティーや結婚式会場として使われています。
国内では他に類を見ない優美なデザインは、ルネサンス様式を基調としながらもバロックやピザンチン様式などが要所に生かされているそうです。
入口からは見えない側の本館の前には英国風の庭園があり、建物と調和した景観を作っています。それらの写真や他内部写真は、三井不動産のサイトで見ることができます。
公式サイトによるとレストランを利用すれば、食事後希望者には館内を案内してくれるそうです(催事等によりできない場合もあるそうですが)。昔なら門の外から覗き見ることしかできなかったような所に入れるのですから、一度利用したいものです。(それでも充分敷居は高そうですが。)
綱町三井倶楽部
所 在:東京都港区三田2-3-7
設 計:ジョサイア・コンドル
施 工:不明
建築年:大正2(1913)年
構 造:レンガ造

一時期(H2/8頃)取り壊しの話が出ましたが、現在も店舗等として使用されています。
戦災により外壁の装飾等は失われています。建築当初の写真を見ると正面(東面)はドーム屋根になっており現在の印象とはかなり違い、華やかなイメージでした。
画面左端に少しだけとなりの郵船ビル別館(解体)が写っています。
郵船ビル
所 在:神戸市中央区海岸通1-1-1
設 計:曾禰中條建築事務所
施 工:大阪橋本組
建築年:大正7年
構 造:鉄筋コンクリート造3階建
● 現存
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車寄せのディテールです。左は天井の照明、右は入口両脇の寺院の花頭窓を思わせる窓です。
左の写真は車寄せの全体です。建物の構成は洋風建築ですが、ディテールはこのように和風を感じさせるものが使われています。昭和初期に「帝冠様式」と呼ばれる瓦屋根を持ったりする和風を基調とした建築がはやりますが、その流れを汲むものになるのでしょうか。
旧神戸商工会議所 01

JR新長田駅と兵庫駅の間の南側に大きなサイロが見えます。その敷地の電車からは見えない側に煉瓦の門柱と塀が残されています。道路沿いに面した塀にも煉瓦の部分が残っています。
人物が写っているので比較できますがかなり大きな門柱です。
昭和8年に作られた鉄筋コンクリート造2階建の事務所があるらしいのですが、その建物は現存しているか確認がとれていません。
会社のホームページによると、事業開始は明治39年で「現在地に製粉工場を建設した」とあるので、この門柱はその頃からのものかもしれません。
株式会社増田製粉所 門柱と塀
所 在:神戸市長田区梅ヶ香町1-2
設 計:
施 工:
建築年:(明治39年以降)
構 造:レンガ造
● 現存

昭和63年夏頃に一階石積みの外壁を残して解体、改築されました。
旧建物は幾何学模様の装飾が施されシンプルで落ち着いた感じでした。
左の写真は改築後。設計者の河合浩蔵の建物は、海岸通の海岸ビルヂング(現存)、海岸ビル(改築)。山手の神戸地方裁判所(改築)などがあります。
毎日新聞社神戸支局
所 在:神戸市中央区栄町通4-3
設 計:河合浩蔵
施 工:大林組
建築年:大正14年
構 造:鉄筋コンクリート3造階建
旧 称:横浜火災海上保険神戸支店
● 現存

知らないうちにこの区役所の建物どころか「南区」がなくなっていました。現在は「中央区」のようです。
「大阪中央区のホームページ」によると平成元年2月に東区と南区が合併して中央区となったそうです。写真は昭和終頃の撮影だったので、合併直前でしょうか。建物の解体年は不明です。
建物は宗兵蔵らしい古典的で上品なデザインでした。
大阪市南区役所
所 在:大阪市南区島の内2-7
設 計:宗兵蔵
施 工:銭高組
建築年:大正11年
構 造:煉瓦及び鉄筋コンクリート造3階建
● 解体(解体年未確認)

三ノ宮フラワーロード沿い、神戸市役所の向かい辺りにあったビルです。
軒廻りには様式的な装飾がみられ、階段室と思われるびる左側の端には筒状の装飾があり、南面(画面右側)には丸窓もみられます。
建築年ははっきりわかりませんが、窓をずらっとつなげるデザインは昭和に入ってからのものだと思います。
現在も磯上通8-2-6に第一南ビルという名称の建物があるようです。南貿易 株式会社がその建物に入っているのでその会社の自社ビルでしょうか。
何かご存知の方いらっしゃいましたらお知らせ下さい。
第一南ビル
所 在:神戸市中央区磯上通8-2
設 計:不詳
施 工:
建築年:昭和期?
構 造:鉄筋4階建
●解体(平成7年、震災により)

階段の親柱は写真のようなクラシックな感じがしながらも、色々な様式が混ざっているように思います。四角の中に斜めに四角が入っている模様は玄関ドアの上にも使われています。
階段はコの字型に折れ曲がり2階へと続いていました。この階段親柱と南蛮船のステンドグラス、レリーフのはめ込まれた格天井とで階段室は格調の高い、美しい空間が演出されていました。
| 旧内田信也邸 | 01 |
| 02 ー階段室天井ー | |
| 03 ー階段室のステンドグラスー | |
| 04 ー外観ー | |
| 05 ー建具ー | |

震災により大きなダメージを受け解体されましたが、2004年再建されました。再建に際してはバリアフリーなどの配慮がなされ、一部デザインが変更されています。(写真は再建前)
再建後の写真が 日建設計のサイトにあります。
2階建ですが、大きな建物で街のランドマークとなっています。シンプルで煉瓦の暖かみを感じる建物です。
この辺りは宗教施設が多い地域です。近代建築ではこの教会を始め、神戸教会(現存)、煉瓦造の下山手教会(解体)、浄土真宗のモダン寺(改築)。 少し東には回教寺院の神戸ムスリムモスクも。近代建築以外でも諏訪神社や中国の寺院の関帝廟があります。
神戸栄光教会
所 在:神戸市中央区下山手通4-16-1
設 計:曾禰・中條建築事務所
施 工:大阪橋本組
建築年:大正12年(竣工大正11年)
構 造:レンガ造2階建
● 2004年再建

税関南側の倉庫街の中の一つです。
建物中央部分の屋根は緩いこう配があり、窓枠を最上階までつなげ最頂部をアーチにするなど様式建築的な要素があります。全体の構成も左右対称で両翼が突き出しており、古典的な印象があります。
三井倉庫
所 在:神戸市中央区新港町5-1
設 計:
施 工:大成建設
建築年:大正15年
構 造:鉄筋コンクリート造4階建(一部5階)
● 現存
参考ページ:神戸建築物語 神戸開港を物語る建築たち

明治天皇が兎狩りなどでこの地を訪れたことで建てられた記念館で、明治天皇の騎馬像が中央に置かれています。現在はギャラリーなどに使用されています。
大正期の表現派の影響を受けた楕円形の一風変わった建物で、昭和初期にはやったスペイン瓦が使われています。
ショッカーの基地(他特撮でのロケ)としても有名なようです。こういう施設で外観だけにしてもよくロケできたなと思います。
この建物のある桜ヶ丘公園のサイトはこちら
多摩聖跡記念館
所 在:多摩市連光寺5-1-1
設 計:関根要太郎
施 工:
建築年:昭和5年
構 造:
● 現存

旧証券取引所。戦後米軍に接収され、のち昭和28年より証券所の立合会場の空間を生かして映画館として営業していました。子どものときにはディズニー映画で、学生のときは洋画の試写会などでよく行きました。
映画館としてしか認識していなかったので、他の部分がどうだったのかよく覚えていません。地階にあった有名なバー「神戸ハイボール」には一度だけ行ったことがあります。写真は改築前ですが、現在は外壁の柱は生かし柱の間の壁を取払い、後方に高層ビルを建て改築されました。
朝日ビルディングの公式サイトはこちら
旧朝日会館(朝日ビルディング)
所 在:神戸市中央区浪花町60
設 計:渡辺節建築事務所
施 工:清水組
建築年:昭和9年
構 造:鉄筋コンクリート造5階建
旧 称:神戸証券取引所
● 旧建物のイメージを生かし改築(平成2年)

この建物は震災により平成8年に建替えられ、その際に旧正面玄関アーチと街灯が新店舗外壁に装飾として部分保存されていたはずなのですが、今年の正月に見に行ったときにはありませんでした。
見落としているならいいのですが、同じ場所に高層マンションが建ったような…。
建替えられて部分保存されたときも見たのですが、まさかそれがまたなくなるとは思わなかったので、そのときは写真を撮っていませんでした。
確かこの部分保存の建替えには、某有名建築家さんが関わっていたように聞いていましたし…。
(参照:このページの10/解体して部分保存された三和銀行)
旧建物は1階と入口廻りは石積みでクラシックな印象ですが、2階以上はモダンな印象です。最上部に飾りのように見える凹凸がありますが最初からこの状態だったのでしょうか。少し装飾が入っていてもおかしくない気もしますが…。
旧三和銀行神戸支店
所 在:神戸市中央区栄町通2-50
設 計:河合浩蔵
施 工:竹中工務店
建築年:大正12年11月
構 造:鉄筋コンクリート造5階建
旧 称:山口銀行神戸支店
● 解体?(平成8年に部分保存で建替えられたが…。)




















